情報系が物申したくなる医療マンガ – 『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』

ドラマ化もされた、「病理医」というマイナー科に視点をあてたマンガです。

フラジャイル 病理医岸京一郎の所見フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(アフタヌーンコミックス)

病理医は患者とは直接携わることのないB2B的な診療科であるため、医療関係者でもないかぎり聞いたことのない人も多いのではないでしょうか。

そんな知られざる病理医の働きっぷりを知れるだけでもおもしろいのですが、特に情報系の人にとっておもしろい点も盛りだくさんです。

まずは病理医の仕事内容を見てみましょう。

『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』

検体(尿、血液、体組織)という入力に対して、評価処理を行い、診断というアウトプットを出す「病理診断報告」。

情報系のみなさま、どうでしょうか?

過去の患者たちの膨大な訓練データと新たな患者の検体を元にクラスタリングするタスクが思い浮かびますね。

そういえば僕たちの体は、日々たくさんのバイタルサインを垂れ流す「歩くビッグデータ」です。人力では無理でも、コンピュータに任せればもっとたくさんの入力を扱って、有用なデータを峻別できそうなのに。

…などなど、ついつい物申したくなってしまうのが『フラジャイル』の魅力です。

実は本書には放射線診断科も登場するのですが、こっちの科のほうが熱量高くツッコミたくなります。

『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』

放射線診断科はMRIやCTを扱って画像診断をする診療科なのですが、このシーンはCTが隆盛しはじめた時代に人手が足りず大量に吐き出される画像を放射線医師が診断をしているところです。なかなかブラックですね。

「2万枚の読影…? うおおおおおおおおおおお、なぜ機械にやらせねぇんだ!」って思っちゃいますよね。

医用画像処理なんて言葉で聞くと機械学習の典型的な応用分野のはずだから発展途上なんだと分かってはいても*1、ついついマンガを読むと熱くなってしまいます。

他にも、放射線医師が画像処理をチューニングして解像度を向上させる描写もあって、興味は尽きないです(ほんとにそこまでやってた人いるのか? ってツッコミを入れるのも楽しみの1つです)。

『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』

一昔前の放射線診断科はCTが登場していなかったこともあり、放射線治療科に比べても存在感が薄く、雑用をさせられていたのでCTが登場したときは何とかして活躍したかったそうです。

…と、こんな様子で楽しく読めるマンガです。

僕はある意味、「ほえー、すげぇなー」としか思えない外科医のマンガよりもおもしろいと思いました。

本来、エビデンスに基づく医療 – Wikipediaという医療用語があるように、医療と統計は切っても切れない関係にあることを改めて認識しました。

『フラジャイル』では「患者のため」に働く難しさがテーマの1つとなっていますが、実用にたえる画像処理の機械学習が可能になってきている今、医療関係者ができるかぎり患者に集中できる時間を捻出するための良き補助ツールとして機械学習が導入されていってほしいところです*2

ちなみに、冒頭で病理医について説明しているイケメン青年は臨床検査技師です。僕の個人的な見立てですが、機械学習による診断は、彼のようなのコメディカルの役割の1つになっていくのではないでしょうか。

麻酔科医ハナ
麻酔科医ハナ(アクションコミックス)

ところで、本作では麻酔科が病理科や眼科と並んで定時退社ができる「9時5時科」の1つに数えられていたのですが、これはどうにも『麻酔科医ハナ』の麻酔科の激務っぷりとは大きな隔たりがあります。なぜなのだろうか。

脚注

  1. 同じくマイナー化を扱った医療マンガ『麻酔科医ハナ』ではマンガの展開を盛り上げるために意図的に時代設定を古くしているそうなので(電子カルテを出現させないなど)、『フラジャイル』も同様の演出がされているのかもしれませんね
  2. 医療行為を定量的に評価するPROACTIVEモデル(「医療資源の問題から患者の価値観まであらゆる要素を考慮に入れ、確率論で数値化・自動化できる計算はコンピュータに任せ、最終的な価値判断を行う」)があるそうです

プログラミング経験者は斜に構えている場合ではない

プログラミング教育について。

日本語が誇るハッカーであり、またIT政策について国会の委員会で助言する立場であもあるMatzからの問題提起だけあって重みがある。

僕たちプログラミング経験者は、自分が受けた恩恵を未来の世代に還元していくことができる立場にいるのに、プログラミング教育にどこか他人事になってしまっていないだろうか。

こんなことを言うのも、「小学校でのプログラミングの授業案」を読んで、自分の姿勢を反省したからである。この記事では実践的にプログラミング教育方法について考えていて、外野から茶化してばかりだった自分を恥じた。

確かに海外ガーという言説の裏には観測範囲の問題もあるだろう。Matzが見ているであろう「海外」の人と、日本の人とじゃ、前提とする発信先が全然違いそうだもの。世界的に影響力のある人は想定する発信先も広く、科学などより普遍的な価値を重視しがちで、プログラミング教育を肯定的に捉えがちなのもうなずける話ではある。

ただ、仮にじゃあその見立てが正しかったとしても、その現状は変えなくていいというわけではない。今はまだ、少なからず言語の壁があるが、将来の世代はより激しい競争にさらされるに違いないのだから。

プログラミング経験者として、プログラミング教育に対して皮肉な態度をとっている場合ではないと思ったという話でした。

中国旅行記#0 インターネット準備編

備忘録がてら、中国旅行前のインターネット関連の準備事項をまとめておきます。

Maslow's hierarchy of needs

香港SIMを手に入れる

下記のサイトが大変よくまとまっています。

中国でもLINE Facebook Gmailが使える「香港SIM」5種類まとめ | C-STUDY

通信容量が1GBでは心もとない場合、あらかじめチャージしておいてもよさそうです。
僕は8日間の滞在で7日目で使いきっていまったので、現地のスタバでWifiに繋いだときにチャージしました。

VPNを用意する

僕はJAISTの学生なので、学校が用意しているものを利用しました。
VPNが使えない場合はqq.comなどの中国企業が提供するサービスを利用しましょう。

PCを持っていくならLANケーブルも持って行こう

中国のWifiはただでさえ遅いのにVPNを通すとなると作業が全然はかどりません。
そんな悲惨な事態を避けるためLANケーブルは持参しておくことをおすすめします。

中国旅行記#3 北京観光

中国旅行記第3弾。

新進気鋭の New World Beijing Hotel

通遼でやるべきことを終えたので北京へ戻ってきました。

Screenshot 2016-05-08 14.58.43ニューワールド北京ホテル (北京新世界酒店) (New World Beijing Hotel) -北京

TripAdvisorではなんと数ある高級ホテルを退けて10位にランクイン。

2泊しましたが、なんといっても英語が通じるのがいいです。見たところ、半分以上は欧米系のお客さんでした。

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ロビーの待合。アジアンテイストでドンシャリな内装は好感が持てました。

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部屋の様子。バスタブが客間とつながっています!

行かなかったのですが、ジムやプールもあるようです。
屋上のバーもよさげですが、行けなかった。まっ、1-Altitudeほどではないでしょう(負け惜しみ)。

※北京じゃないですが、1-Altitudeはおすすめです。シンガポールにある世界一高いオープンエアのバーです。

大盛況の中国雑技団ッ!

アツイ! サイコーッ!

Screenshot 2016-05-08 15.14.28朝陽劇場 雑技団

老舗の中国雑技団、朝陽劇場。

失敗したら再挑戦! そして成功! っていう流れがあったりして観客も一体になって盛り上がっていました。

若々しく、ショーマンシップにあふれていて気持ちのいいものを見せてもらえました。
演技が終わると、BGMの区切りなど無視して次の曲に移ります。
ショーが終わって、余韻もなく、解散ッ!

中国の現地人はあまり行かないそうですが、開催回数も多く前の方の席でみれました。
なぜか前の方の席のほうが安いです。

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朝陽劇場前の通り。北京は大気汚染が酷い。

出演者はみんな若かったのですが、人身売買じゃないよなっ大丈夫なのかなと頭によぎりました。

長城が長城たるゆえん

いわゆる「万里の長城」ですが、当たり前ですが長城はものすごく長いので、見どころごとに観光名所になっています。

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今回はその中で一番有名な八達嶺長城へ行ってきました。

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市内からは北京北駅から電車も出ているそうですが、今回は徳勝門のバス乗り場から877を利用しました。
写真がそのバスですが、頂上付近では877の大型バスが何十台と停車しており圧巻です。

改めて、中国のこの「バルク感」には少しひるんでしまうほどです。

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露天で販売しているトウモロコシ。おいしくないのでおすすめしません。
そしてその背後に映り込む877のバス群。

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長城は急な坂道の連続なので、歩きやすい靴で行ったほうがよいでしょう。

登りながら動画を撮影しました。風が強いので手ブレ注意です。

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山をぬって城壁が続きます。

大概、こういう典型的な観光スポットは売り子がうっとうしいのですが中国では観光客が多すぎて売り子の営業が追いついていない状況なので気楽です。

アジア系の顔立ちであれば中国人にまぎれてステルスできるので、外国人だからと寄ってこられることもありません。

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北京市内への帰り道。しばらくバスに乗って走ったあとでも長城が見えるスポットがあります。
いやぁ、この長さが長城たるゆえんだなと感服させられた次第です。

北京観光には欠かせない天安門広場

そうです、あの天安門広場です!

第一印象は「広い!」です。
そして、そこに集まる観光客たち。

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日本との縁も深い「孫文」こと孫中山先生。

ちなみに、天安門広場では現地で使っていた香港SIMカード*1が疎通しなくなりました。

北京ダックはぜひ食べておきたい一品

グルメも紹介します。

北京のグルメ・レストラン・ランキング_10選__トリップアドバイザー_四季民福烤鸭店(灯市口店) (北京)

TripAdvisorの北京レストランランキングで6位に入っていた「四季民福烤鸭店」の前門店へ行ってきました。

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若干小汚い路地を入って行くと、左手に看板が見えます(写真は路地の奥側から撮影)。

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この写真の左奥にいるネクタイのお兄さんに話しかけてチケットをもらいます。

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40分待ちでしたが、店の前で待っておかなくてもよいので近くのスタバで時間をつぶしました。
あとQRコードでアクセスすると何分待ちか分かる仕組み。いいねー!

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メインの北京ダックは見えるところで盛り付けしています。

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半羽で2000円くらい。うまい!
「北京ダックは皮を食べるもんだ」っていうのは話に聞いていましたが、その意味が分かりました。

脂っこいので、そのまま食べると「ウッ」となります。
野菜とかと一緒に巻いて食べるんですね。

大満足でした。

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前門はよく整備されていていて歩きやすい町です。

北京のその他のグルメも紹介します。

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初日のショッピングモールで見かけたスイカ。中国は水や果物が安かったので助かりました。

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黄太吉の煎餅。おいしいのでとてもおすすめです。
思わず2品目を追加注文してしまいましたが、日本の料理で例えればお好み焼きハンバーガーといったところ。
野菜たっぷりでボリューム満点。これが300円。東京に進出しても繁盛しそう。

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崇文門のパン屋さん。全部デカイ!

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そのお店の紙袋。「人肉」って書いてあって一瞬ドキッとします。

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朝陽劇場近くのフードコート脇にあったセブンイレブンで烏龍茶を発見。

中国嫁日記によると意外と中国では烏龍茶は珍しいらしい。中国出身の会社の同僚に聞いても「あー、いわれてみれば確かに」って言っていたのであっているはず。

北京の暮らし

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崇文門の集合住宅。
ナショナル、懐かしいですね。若い人向けに解説するとPanasonicの前身となるブランドです。

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地下鉄のトンネルに広告が投影さえています。これは初めて見る広告の形式でした。

羽田空港からの帰宅はやっぱり楽!

そんなこんなで東京へ帰ってきました。
朝の4時ごろに到着したので電車が動き出していなかったのですが、空港なので待機場所はいくらでもあるのでしばらくコシヒカリのおにぎりとカップラーメンを食べながら時間をつぶしていました。

羽田空港の預け入れ荷物のコンベアが賢かったです。ところでこのコンベア、英語では “baggage carousel” って呼ぶらしいです。

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今まで行ったことのある国マップコンプリート状況。

中国大陸ははじめてでしたが、マカオ・香港にすでに行ったことはあったのでアチーブメントは増えませんでした。

参考サイト

  1. Amazon.co.jp: 【中国聯通香港】「 大中華 30日間 1GB 中国全省 香港 澳門 台湾 最高42Mbps 3G接続 データ通信・上網 / SIMカード 」: 家電・カメラ

中国旅行記#2 地方都市からうかがう巨龍の一端

中国旅行記第2弾。

長距離寝台列車の旅

北京〜通遼の京通線へ乗ります。
飛行機で1.5時間くらいの距離なのですが、列車での移動もよい思い出になるだろうとおすすめされて乗ってみました。

これがまた、とてもよい体験でした。

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写真はプラットフォームの様子ですが、人、人、人。
1kmはあるんじゃないかという長い列車へドーッと人がなだれ込みます。

この人間がバルクで処理されている様子が、他の国でも味わえない体験ではないでしょうか。
同じ人口過密地域でも、なぜかニューデリーでは感じなかったこの「バルク感」。

東京だと狭いところでもシステマチックに処理され、渋谷のスクランブル交差点でもどこかクールに人々が行きかいますが、北京はもっと生命力にあふれているといえばいいんでしょうか。

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そして、駅に限りませんが中国人、マジで列に割り込む人が多い。

笑ってしまうくらいに割り込みまくります。
こういうのを許せない人は中国に向いていないので行かないほうがいいかもしれません。

逆に、こういうのを体験したいなら早めに中国へ行ったほうがいいかもしれません。
北京の若者はコンビニでもちゃんと列を守っていましたから、そのうちこんな光景は見れなくなってしまいそうです。

ちなみに、僕は滞在してしばらくすると割り込まれないテクニックを身につけました。

通遼から北京へ帰ってきたときの動画です。
画面奥のほうにワラワラ人が歩いているのが見えますかね。

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そして列車内はこんな構造になっています。

1号車の様子です。

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3段ベッドの一番上から見るとこんな様子です。

清潔ですし、乗務員の人もきれい好きで仕事に愛をもって働いていることが伝わってきて好感をもてました。

なお、電源とWifiは備え付けられていません。
それさえあれば完璧なのですが、非電化車両なので望むべくもありません。
充電できる装備はしておきましょう。

Ankerのモバイルバッテリーが大活躍してくれました。

さて、僕は足が棒になって疲れきっていたので車窓を楽しむことも食事もせず、明朝まで眠りこけていました。

中国の大きさを地方都市で実感する

通遼市の滞在先は華申ホテル (Huashen Hotel)をCtripで予約しておきました。

Ctripは中国版hotels.comっていったところのサイトで、ホテルはちゃんと予約できていました。
通常価格より30-40%安く泊まれますし、ここまで日本語訳がしっかりしているサイトも珍しいです。

華申ホテルはロビーのソファーが豪華。

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部屋。なんとシャワーがガラス越し!

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ホテルからの景色。

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通遼市内の様子。人口314万人*1
日本で「市」というと5万人〜数十万人なのかなっていうのが相場だと思うのですが、中国だと文字通り桁違いです。

通遼市が日本にあるとすれば、横浜市についで人口が多く、大阪市を抜いて人口第3位となります*2

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通遼市で印象的だったのはタクシーが初乗り6元だったこと。
ちょうど100円くらい。
こうなると移動の発想が変わってきます。タクシー乗りまくり。

ちなみに、ここ数年で女性のタクシー運転手が増えてきたそうで、滞在中何十回か乗りましたが約半数が女性ドライバーでした。

同行者が中国語を話せたので英語が話せるかは確認できませんでした。

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写真は北京のものですが、中国の街路樹は根元が白く塗られています。
これは通遼でも、車窓から見える木もそうでした。

なんでだろうと思って聞いてみると虫食い予防なんだとか。

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モンゴル民族大学へ。
今回の通遼訪問の目的は観光ではなかったのでひたすら書類を受け取ったり、役場へ行ったりを繰り返していました。

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モンゴル民族大学の大学病院。

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たぶん大学設立に尽力したモンゴル人の像かな。

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大学病院の玄関のプレート。漢字とモンゴル文字が併記されています。
通遼市は内モンゴル自治区という省にあるくらいですから、政治的にモンゴル系が中心となっている街です。

ただ、町中で見かける看板はほとんど漢字でした。

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モンゴル文字。

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通遼のレストランでの昼食。まあまあの味ですが、たくさん頼んでも安いので許せる。

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必要に迫られて買ったUSBスティック型メモリ。当然のように使用できず。

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駅前の写真。

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そんなわけで通遼を去ります。
外国人は少なく、同行者には日本人だぞと各地で見せびらかせられました。

役所のお姉さんに台湾の俳優のワン・リーホンに似ていると言われました。実は彼に似ていると言われたのは初めてではない…ワンさん、よく知らないけどめっちゃ応援しています!

帰りの列車の車窓。

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体力に余裕があったので、夜行寝台列車でビールを飲むというアチーブメントを解除しておきました。

次回は北京観光です。

参考サイト

  1. Tongliao – Wikipedia, the free encyclopedia
  2. 日本の市の人口順位 – Wikipedia

中国旅行記#1 中国大陸初上陸

中国は北京、そして通遼へ旅行してきました。
そこでの発見を備忘録がてらつづっておきます。

Tiananmen square

海南航空の機内食がうまい!

Surprice!(サプライス)*1でHND→PEK14,500円の正規割引航空券を手に入れました。
羽田空港なので移動は楽です。特に帰りは成田空港からの移動は嫌になりますからね。
ただ、早朝便なので前日夜から空港で待機になります。

海南航空 (HAINAN AIRLINES) は初利用だったのですが、事務作業が非効率でチェックインがもたつきます。
チェックインしたのが後ろのほうだったのもありますが、出国審査中にファイナルコールが始まって乗り遅れるかと心配しました。

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写真はチェックインの列の様子。

中華系航空なので機内食は全く期待していなかったのですが、意外とおいしかったです。中国出身の同行者によると機内食のおいしいエアラインとして有名だそうです。
豚肉の弁当だったのですが、味付けは「伝説のすた丼」に似ていると思いました。フルーツやサラダ、パンなども普通に食べられる味でした。

そして、旅に欠かせないお供、テンピュールのアイマスクと耳栓を装着をして眠りこけました。

両替で9千円の手数料!

さてさて、北京空港に到着して7.5万円分の日本円を中国元へ両替しました。

いつもはATMでキャッシングするか、両替商を利用するにしても手元で計算してレートと見比べるかするのですが、今回は同行者が中国語を話せたこともあって任せきりにしてしまい特に確認せずに両替したところ、手数料と不利なレートで為替から9千円損していました。

中国のあったか~い文化

さて、北京空港からエアポートエクスプレスと地下鉄を乗り継いで北京北駅へ向かいます。
朝方に到着して夕方出発なので周辺のショッピングモールで時間を潰します。

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写真はショッピングモールで飲んだフルーツジュース。
氷が入っていておらず、ぬるい。

個人的には全然OKなのですが、なかなか印象深ったです。
アジア圏の国を含めても、今まで訪ねた国では冷たいものばかりだったのでこれは中国大陸ならではの経験かもしれないですね。

中国人の冷たいものを飲み食いしない文化を実感させられました。

飲食店でも備え付けられているのはお冷ではなくお湯です。
駅舎など、ある程度大きな施設にはお湯専用の部屋があって中国の人は水筒を持ち運んでそれをくみにいきます。

個人的には日本の飲食店でお湯を頼むこともあるくらいお湯好きなのでとても嬉しかったです!

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写真はショッピングモールで見かけた書体が立派な「吉野家」です。

次回は北京から通遼へ長距離寝台列車で移動します。

参考サイト

  1. H.I.Sの Surprice (サプライス) という格安航空券サイトを利用しました – It works!

H.I.Sの Surprice (サプライス) という格安航空券サイトを利用しました

海外旅行のときに格安航空券を探すのって楽しいですよね。
今回は株式会社エイチ・アイ・エス (H.I.S) の運営する「Surprice (サプライス)」を利用してみたのでレポートしてみます。

海外格安航空券・飛行機チケット・旅行・ツアーの予約ならSurprice!(サプライス)Surprice!(サプライス)

どことなく怪しいサプライスのサイト

さて、冒頭から唐突ですが、このサプライスというサイト、ちょっと怪しいんです!

トラベルコちゃんなどの大手航空券比較サイトで検索すると、最安値としてサプライスが引っかかります。

そして、さらに比較サイトに載っている料金から「今だけさらに3000円OFF!」と割引を提示してくるのです。

あまのじゃくな人間だと「これは焦らして判断を鈍らせて騙そうとしているな」と勘ぐってしまうわけです。

さらに調べると、サプライスのサイト上では運営母体が「(株) エイチ・アイ・エス」と記載されているのに、H.I.S.コーポレートサイトでサプライスが紹介されていないのです。

ますます怪しい!

根本的にサプライスを信用できない点は、このH.I.Sのコーポレートサイトからサプライスへのリンクがないという点です。

「そこまでリンクって大切?」と思われるかもしれませんが、それを今回僕が行った旅行業登録の確認の手順をみていきながら説明してみようと思います。

旅行業登録を確認する手順

まず、今回の場合サプライスは旅行代理店であり、航空会社が直接航空券を販売しているケースではありません。

そこで、「サプライスを信用していいか」は旅行業登録がされているかを確かめることが必要になります。

なぜ旅行業登録の確認が必要なのか、簡単にいえば何か問題が起こったときにお金が戻ってくる確率を上げるためです*1

また、そもそも旅行業登録のない代理店は航空券を手配してはいけないので、テレビCMをしていようが有名企業であろうが、そこから購入しないほうがいいでしょう。

ということで、サプライスの旅行業登録*2を確認してみると登録番号「観光庁長官登録旅行業第 724号」、名称「株式会社エイチ・アイ・エス」とあります。

日本旅行業協会 (JATA) で登録を調べると(ちなみにJATAは観光庁からリンクされています*3)、JATA会員リスト – (株)エイチ・アイ・エスがヒットすることから、確かに「(株)エイチ・アイ・エス」が旅行業へ登録されていることが分かります。

表によると「登録種別 第1種」とあるので供託金は3000万円あるのでしょう。

普通ならここまでで一安心なのですが、ここで1つ問題があります。

JATA会員リストに記載されているホームページが www.his-j.com になっているのです。

サプライスのサイトは surpricenow.com ですから、サプライスを信用していいかはこの段階ではまだ定かでないのです。

なぜならサプライスが勝手に、登録番号「観光庁長官登録旅行業第 724号」と記載している可能性があるわけですからね。

ここで his-j.com (あるいは H.I.S コーポレートサイトの his.co.jp)から姉妹サイトとして紹介されていればサプライスを信用できるところですが、残念ながら僕が探した限りでは発見できませんでした。

冒頭でも触れた通り、コーポレートサイトですらも一言もサプライスについて触れられていないのです。

この段階では、これはH.I.Sという有名な企業名を不正に使用した詐欺サイトだと考えざるをえない状況ですが、結局、僕はH.I.Sの窓口へ電話してサプライスが関連会社であることを確かめました。

サプライスが信用できるかどうかをインターネットで完結して結論を出せないのは残念ですね。

※リンクされていない理由はわかりませんが、本家 his-j.com よりもサプライスが割安で航空券を販売しているのでお客さんへ流れてほしくないのでしょうか。
しかし、そうだとしてもせめてコーポレートサイトでは紹介しておいてほしいところです。

なぜここまで用心するのか

ここまで読まれた方は「心配性だなぁ」と思われたかもしれませんが、実は僕は以前、航空券詐欺にあっており同じ過ちを2度侵すわけにはいかないのです。

航空券詐欺の経緯、詳しくは下記のエントリーからどうぞ。

詐欺? レックスロードに関する毎日新聞の報道について – It works!

H.I.S社への要望

利用者としてH.I.S社へ改善要望を出すとすれば次の2点です。

  • H.I.S コーポレートサイト his.co.jp からリンクしてサプライスを紹介する
  • サプライスのSSL証明書に “Extended Validation” を利用する

1点目の要望は本記事で触れた通りで対応には時間も金銭もそれほどかからないでしょうから、ぜひやってほしいところです。

2点目は金銭的コストや改修工数がかかってきますが、ユーザーとしてはクレジットカードで小さくない金額を決済するサイトなのだから、できればやってほしいところです。

サプライスを利用した感想

航空券をオンラインで安く買えるだけで大満足です。
担当のサポートへのお問い合わせへの返答も迅速で安心して利用できました。
実は、上記のような経緯があったこともあり、空港でチェックインするまでは疑心暗鬼でしたが😅

サイトは全般的にすごく使いやすいというわけではないですが、特に大きな支障はありませんでした。
ただ、予約確認画面はスクロールしないと情報を見落とすので配置を見なおしてほしいです。

参考サイト

  1. 詐欺被害者直伝! 格安航空券を買うときには「旅行業の登録」を確認しよう + もし騙されたことに気づいたら? – It works!
  2. 旅行業約款・条件書 | Surprice(海外格安航空券・海外ホテル)
  3. 旅行業・宿泊業関係情報(旅行業者ネガティブ情報含む) | 観光庁

客船とスラム

起きがけに珍しく夢を覚えていたので書き起こしてみました。
SFっぽい展開です。

私は日本人だ。
気づくとなぜか飛べるようになっていた。
飛ぶといっても、浮いて、水かきの要領で空気をかいて思った方向に進めるといった程度だが、飛んでいるには飛んでいる。

今いるのは公館のようだ。
やけに入り組んではいるが、建物の性質としては大使館か領事館か。
ただし公務に使われそうな部屋の扉の前にはロープが張ってある。

貼り出してある部屋の見取り図を一瞥して、出口の方向へ進んだ。

ご飯をつくる炊事場のような場所に出た。
とはいっても、最低限清潔ではあるが、小部屋が連なり入り組んでいるので構造はスラム街のようだ。

ちらほらと人はいて、支度をしているようだ。忙しくなる前の時間の下準備といった雰囲気。

進もうとしていた先は中華の厨房になっており、先が繋がっているか、分からない。

迂回路を探す。

続々と労働者が集まりだしているので気がひけながら、ウロウロしているうちに、あっという間に周りは人だらけになり、活気がでてきた。

よく見回すと労働者の姿は異形の者もいる。
ある人は、トロールのような見た目で、肥大化した足が背中に貼り付いている。
ある人は、上半身裸で火を吹くコンロの前に立ち、体は傷だらけだ。

パッと見たところ、外国人が多いようだ。
半数以上が外国人の見た目か。

公館の見取り図を覚えている限りだと確かにあっち方面に出口への道があったようだが、と一人に尋ねる。
こいつは何を言っているんだ、という顔をされる。

さらに英語で尋ねる。
「ここから外へ出る道は?」
「そこから行けるよ」

…と戻り道を指される。

「こっちはどう?」と出口方向を示しながら聞くと
「厳しい人がいるからやめておいたほうがいい」と警告された。

厳しい人とは何だろう。

ここにいるのはみんな良い奴らだが、仕事に忙しいからか真剣に取り合ってくれない。

道を知っているから付いてこいと子供に声をかけられた。少年か少女か分からないが、界隈には詳しそうだ。身なりはスラム街の子供といったてい。

あまり信じられないが、あてにできるひともいないのでついていってみる。

腹が減っていたので、子供についていきながら先ほど話したチキンを大量に揚げている男に少しくれないかと聞いて、分けてもらい、子供の後を追った。

3つほど角をまがると、小さな空間に出た。
どうやら子供の遊び場のようだ。
スラムの一角には変わりないが、部屋のすみにはどこからかひろってきたガラクタがある。
子供は得意げに子供サイズにこしらえられたハンモックに上った。

悪いが遊んでいる暇はないんだ。
僕は帰らなきゃ。

遊び場は仮眠室の隣のスペースのようで、向こう側にはタンクトップの男が起き上がってきているのが見えた。

何となく、見つかりたくないので隠れる。

子供に帰らなきゃと、伝える。
「どうやって出るか分かる?」

首を横に振る。

「僕のような人を知ってる?」と聞くと頷く。
子供は隣に座った。

いやな予感だ。
薄々察していたが、ここの労働者にさせられるのか。

「君のような人はたまに来る」

こんなところにいる場合ではない。

「俺は行く」

立ち上がって出ようとすると子供が行かないでとしがみついてくる。

子供を押し離して、少し道を戻って出口の方向へ進んだ。

扉を見つけ、開ける。

畳の間。綺麗な和室に出た。

十数人の一団がおり、畳の間で記念撮影をしようとしている。
剣道の道着と胴と垂とを身につけた一群と、平装の一群。

怪訝そうに見られる。
壮年の者は事態を図りかね警戒した様子だ。

平そうの年齢層は厚く青年もいれば60,70代の老翁老婆もいる。
互いに親しそうだが、顔つきを見るに親族ではなさそうだ。

Mutual understanding だ。
従業員のていで、差し障りのない声の大きさで「失礼致します」と会釈しながら畳の間を横切り、そそくさと先へと急ぐ。

うまくいったか?

存外、何も引き止められず、向かいのふすまへとたどり着き、丁寧に畳の間を退出した。

急に開けた。

畳の間の向こうは、買い物客と思しきひとが大勢おり、ショッピングセンターか何かのような雰囲気の空間だった。

素晴らしい開放感だ。やっと帰れる。やっと帰れる実感がわいてきて、思わず浮遊した。

浮遊しながらショッピングセンターの外へ出る。

テーマパークのような場所へ出た。
ショッピングセンターはお土産屋だったのか。

開放感を体に感じながら飛びながら地図を探す。

地図を見れば出口は分かるだろうし、このテーマパークの場所も分かるだろう。

ふんわりと飛びながら、地図が置いてありそうなブースを見つけ近づく。

「綺麗だねー」と客同士で話しているのが聞こえる。

夜空は綺麗に見通せるが、街灯の必要性はあまり感じない白夜のような天気だ。

湖があるが、プールの匂いがするので人口のものだろう。客船がライトアップされている。

飛んでいるひとは自分以外に見かけないが、飛んでいる様子を見られても特に驚かれはしない。

ブースの目の前に近づいた。

地図を取ろうとしたとき、テーマパークのクルーに止められた。

「来てください」

実は飛べるようになっていたのはテーマパークが宇宙に存在するからだった。
観光客や従業員は動きやすさのため、地に足をつけているだけだったのだ。

ガンは予防も可能 肝炎ウイルス検診とABC検診を受けてきた

日本人の死因トップはガンで、全死因のうち3割弱 (2014年)*1 を占めます。

単純にガンになるだけの割合であればもっと高く、実に日本人の2人に1人は一生のうちに一度はガンになっています*2

…ガン、人類の脅威ですね。

それほど健康オタクではないと自認している僕でも、できればガンについては何らかの対策をしときたいと思って、今日は「ガン予防」として肝炎ウイルス検査を受けてきました。

「感染症」としてのガン

日本人におけるがんの要因
国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス
『301.科学的根拠に基づくがん予防(PDF)』より引用

まず上のグラフを見てほしいのですが、日本人女性のガンの要因で最も多いのが「感染」です。
男性でも、喫煙しない人の場合は「感染」がトップです。

ガンって喫煙はもちろんですが、飲酒や塩分のとりすぎなどの生活習慣が原因だっていう印象が僕にはあったので、「感染」っていうのが意外です。

むしろ「ちゃんとした要因は分かっていない」のかと思っていました。
結構分かっていることも増えてきているんですね。

そして、感染であればその感染を治したり、ワクチンや検査で予防したりすることも可能なわけです。

「確実」にがんの要因であると国際的に評価されている感染*3は下記の通りです。

感染 がん
肝炎ウイルス 肝がん
ヒトパピローマウイルス 子宮頚がん
ヘリコバクター・ピロリ 胃がん

今回僕が検診を受けた肝炎ウイルスも含まれていますね。

自治体で無料で検診を受けられる

これほど感染がガンの要因になっているというエビデンスがあるのですから、自治体が検査をサポートしてくれます。

検査機関を検索するサイトまでありました。

肝炎ウイルス検査マップ 〜B型肝炎・C型肝炎の検査窓口情報サイト〜

ちなみに僕の住んでいる港区では40歳の人には検査のはがきが届くそうですが、40歳でなくとも区の保健所へ電話すると検査を受けるための書類を自宅へ送付してくれるフローになっていました。

一緒に受けたい胃がんリスク検診

胃がんには「胃がんリスク検診(ABC検診)」*4という、ピロリ菌がいるかどうかと胃粘膜の状態がどうなっているかを血液検査する方法があるそうです。

僕は肝炎ウイルス検査を受けた病院で料金を払って同時にABC検査も受けました。

今回は肝炎ウイルス検査と同時に受けたので割引が効いて7,560円のところ3,240円でした*5

肝炎ウイルス検査とABC検診をあわせて、採血は1回のみで済みました。

ピロリ菌と胃がんとの関係が明らかになったのが比較的最近だからか、まだABC検診をサポートしてくれる自治体は少ないようです。

僕の場合、2週間で検査結果を教えてもらえました。

女性は隔年で子宮頸がん検診

子宮頸がんは、2年に1回の細胞診が勧められています*6

港区の場合は、肝炎ウイルス検査と同じく、対象である20歳以上であれば区の保健所へ電話すると検査を受けるための書類を自宅へ送付してくれるようです。

また、子宮頸がん予防ワクチンについては厚生労働省が丁寧なQAページを用意しています。

子宮頸がん予防ワクチンQ&A|厚生労働省

生活習慣の改善もお忘れなく

『科学的根拠に基づくがん予防 (pdf)』を読んでも、やはり栄養バランスの整った食事をとり、しっかり運動もすることは必要だと分かります。

参考文献

  1. 厚生労働省『性別にみた死因順位(第10位まで)別 死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合 (pdf)』
  2. 国立がん研究センター『科学的根拠に基づくがん予防 (pdf)』
  3. 国立がん研究センター『がん予防法の提示 | 科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究』 International Agency for Research on Cancer (IRC) の評価が紹介されている
  4. 胃がんリスク検診とは…
    (ABC検診) – 認定NPO法人 胃がん予知・診断・治療機構
  5. 採血で「胃がん検診」:胃がんリスク検診 | 麻布医院
  6. 子宮がん検診について | 日本対がん協会

#クソアイデア選手権

日々、こんなサービスがあればいいのになと思いついてメモをするのですが、それを死蔵しておいてもしかたないので公開することにしました。

主にITサービスのアイデアですが、ビジネスのものもあります。

ブログのサムネ画像生成

  • ブログの文章を元にそれにあった画像を自動生成する
  • ディープラーニングの応用アイデア
  • 勝手にABテストをしてPVに最適化する
  • パブリックドメイン画像として公開

会話を感情分析してツイッターネームを切り替えるTwitter連携サービス

  • 自然言語処理の応用アイデアとして
  • 末尾にお天気マークを付けてくれるだけでもよい

Twitterプロフィール変更履歴の蓄積サービス

  • 欲しいけどないサービス

WebRTCチャットアプリ

余命宣告オークション

  • 余命宣告を受けた人が、残りの人生で何をするかオークションに出す

傷害保険付きスニーカー

  • NIKEランニングシューズのようなGPS機能付きスニーカーを傷害保険とパッケージにして月額制で販売
  • 通勤用途やオフィスの内履きとして使えるくらいにフォーマルなデザインも用意
  • 1シーズンごとに取り換えてくれるサービス
  • 法人向けの福利厚生として導入できる商品展開や、見守り機能オプションを付けた子供向け展開など
  • 通常の保険と同様に保険支払いは警察届出が必須
  • GPSはエビデンスの補助として使え、データが集まれば危ない道マップを作ることができる

以上です。

タイトルに品がないですが「アイデアに価値はない」と意図して命名しました。ご容赦下さい。